中1の時、彩はひとつ上の理亜に出会った。

理亜はボクシング部のエース。

そんな理亜に一目惚れして、ボクシング部に入部した。

女子だから…といじめられ、嫌がらせされ、それでも耐えながら毎日必死で練習に取り組んだ。

ボクシングを始めて3ヶ月、初めての大会に参加した。

結果は地区10位。

悔しくて涙が止まらなかった。

普通なら充分過ぎるくらいなのに、彩にはまだまだだった。

その日から毎日ボクシングのことだけを考えてたあまり、下校途中に車に跳ねられた。

全身打撲と、右足を複雑骨折、全治5ヶ月の重傷を負った。

病室で泣きわめく彩を理亜は優しく励ました。

入院から2ヶ月、彩は退院したが、その後の検診で次の大会は諦めた方が良いと言われ、辛くて、退部を決意した。

時は流れ、彩は2年、理亜は3年になり、

理亜は彩に

「俺はこれからもボクシングを続けたいから名門、JKに行く。だからお前もうち来いよ」と言った。

その言葉に励まされ、彩はJKに行くことを決意した。