「「おはよう御座います」」


メイドや執事達が声を揃えて挨拶してくる。

お辞儀はきっちり60度を保っていて、誰一人としてズレていない。

いつ見ても綺麗だなぁ。

あたしはそれに負けじと、微笑みながら挨拶を返した。


「おはよう」

「「……………」」

「……え、なに?」


皆一斉にあたしを見つめている。

正確には、あたしが着ているブレザー。

そっと見下ろしてみると、、


「わわ、返り血付いたまんまだった」