教室へ入ると、掃除当番だったのか

小田切くんが1人でゴミを集めていた。

『あれ?小田切くん1人なの?』

班で掃除をすることになってるから最低でも6人はいるはずだ。

『俺に押し付けてみんな帰りやがった』

そう言いながらも、掃除をする小田切くんが何故か可愛く思えた。

さりげなく私も掃除に参加する。

それに気付いたのか、嬉しそうな顔をしている。