その日もいつもみたく
ちーちゃんと帰ろうとして下駄箱に向かっていた。

けど、クラスメイトの小田切くんから
呼び止められた。

『おい!川瀬、日直だろ!ゴミ捨てしてけよ!』

私は日直だということをすっかり忘れていた。

ちーちゃんに、
『ごめん先帰ってて!』

と謝り、教室へと急ぐ。