【戦後70年】あなたがいた夏




______どれ位走り続けただろう。


私の住んでいた町が遠ざかってきた所で私は足を止める。



涙も底をつき夏ということもあり身体の水分はほとんどない。



喉が、渇いたな…。

それに、フラフラ…する。


この炎天下の中走り続けたからだろうか、フラフラで喉はカラカラである。


ダメ…倒れそう。せっかくお母さんが生き延びさせてくれたのに、死んじゃう、のかな…?


ふと、そんなことを思う



だけど、家族のためにも生きなきゃ…!



倒れそうなのを堪えながらも歩き続ける


でも、もうダメ、かも…


フラッと私の身体が傾いたその時