【戦後70年】あなたがいた夏


行く当てもなく走り続ける。


走り続けている間も涙は溢れ出して止まらなかった。



優しいお母さんに、怒ると怖かったお父さん、私にべったりだった妹。


今までの家族との思い出が蘇ってくる。



「…っふぇ」


涙と嗚咽が止まらない。


でも、早くこの町から抜け出したくて。



私は走り続けた__________