「いや、あのっ。」


社長夫人…。


「大丈夫よ。輝星夜さんは堂々として翔の隣に立って居たら良いの。」


私の手をソッと包みながらそう言ってくれたお義母さん。



お義父さんも優しい笑顔を向けてくれる。


「……あの…。」


「母さんの言う通りだよ。輝星夜は堂々としてれば良い。」


いつの間にか翔もリビングに居てそう、安心させてくれる言葉をくれた。


「ありがとう。でも、着物なんて私似合いますか?」


「「「似合う!!」」」


3人にそう言われて、私はパーティーに参加する事になった。