そこでハッと目が覚めた。

「………ここ…。」


真っ暗でどこだか認識出来ない。


「翔?どこ?お母さん?」


目に涙が溜まる。

どこ?ねぇ


「私……1人だよ…。」





何分泣いてたか分からない。
そんな時

"ガチャッ"


「輝星夜?」


翔の声が聞こえた。
ドアを見たら、翔がスーツを着て髪も整えて立って居た。

抱き締めて欲しくて手を伸ばす。


「あ、待って、雨で濡れてるから。」


着替えて髪を崩した翔がすぐ来てくれて、抱き締めてくれた。