「う……ん?」


熱くて目が覚めた。
そして布団に感じる重み。
ソッと重みの方へ目をやると


「………か…ける?」


翔がベッドに突っ伏して寝てた。

今日学校だよね?
明日テストだよね?
どうして先生のはずの翔が?


"カチャリ"


遠慮がちにドアが開いて、入って来たのは3人のメイドさん。

「あっおはようございます。輝星夜様。お体はいかがですか?」

「あ、はい。えっと……。」


大丈夫って言った方が良いよね?

ちょっと、本当はだいぶ辛いけど


「素直に言ってくださいね?
私達が翔様に叱られてしまいますし、輝星夜様のお体に何かあったら大変ですから。

この家中が大騒ぎになりますよ。」