「うん。駄目?」


いや、駄目じゃないけど…ね?

もうすぐ8時だよ?
今から作ったら…


「遅くても良いから輝星夜のご飯が食べたい。」


こう言われたら答えは決まってる


「分かった!」


走りぎみに自分の部屋に行って、着替えて、エプロンを手にキッチンに向かう。



まだ、コックさんとか居るよなぁ

言わなきゃ!


キッチンの扉を開けると




シーン



誰も居ない。




あれ?どうして?いつもならまだまだ居る時間なのに…


「輝星夜。言い忘れたけど、今この家には、俺と輝星夜しか居ないから。」


…………………。

え?え―――――――?!
ふっ2人きり…。

あんな事言ったけど、恥ずかしい…。