秘密の関係〜先生と私〜

コツンと頭を窓に当てて


「ふぅ。」


ため息を出してしまった。


「……ごめん。帰る?」


丁度信号が赤の時に翔が私の顔を覗き込みながら聞いてきた。


その顔は、シュンとしたような感じ。


慌てて手を顔の前で横に振る。


「いやいや!翔悪くないよ。私が悪いんだから。

帰りたくないけど、翔が帰りたいなら帰ろ?」


笑顔を向けた。


「……いや、俺が悪い。けど、デートには行く。」


前を向きながら言う翔。

うん。私も行きたいよ。
だって好きな人との初デートだもん。



そして、人生で初めての男の人とデートだから。




人生で初デートなんて、今は言ってあげないけどねっ。