……………あー!生物室に移動してた時か。


あれを見られてたのか…。
確かに私も翔さんが女の人と手を繋いでたら……うん。嫉妬する。


顔を上げて、申し訳なさそうな顔をしてる翔さんに、ベッドに腰をかけてから抱きついた。


「えっ?!輝星夜?!」


焦ってる翔さんを見て、フフっと笑ってしまう私。


「もう良いです。理由を知れたので。私も嫉妬しますし。」


って"ぎゅっ"て抱き締めると、更に強い力で抱き締められた。


「良かった。また、あの冷たい輝星夜に戻るのかと思ったら怖かったんだ。」


ちょっと震えてる翔さんの手。