「言い訳しても良い?」


私の髪を撫でながらそう聞いてきた。



その顔があまりにも後悔に歪んだ顔をしてたから


「良いですよ。」


って言った。


「ありがと。

あのね、俺、ちゃんと楽しみにしてた。けどね、輝星夜が端爪と仲良く手繋いでる姿見たら、その…嫉妬しちゃって…。

俺もまだ繋いだ事無いのに!って

ごめんね。こんな奴で。
でもね、それくらい輝星夜が好きなんだ。我を忘れて、あの光景を忘れようと仕事に没頭して…。

うん。言い訳だ。ごめんね。」


って頭を下げてきた翔さん。

嫉妬して…か。
って私いつ颯汰と手繋いでた?