俺の彼女っていうねって笑った翔さんに、もうノックアウト。

「うぅ〜。うわーん!」


って私は泣き出した。


「えぇ?!なんで〜?!」


だって、だって、やっと好きって届いたから。


翔さんは3年前から想ってったって言ったけど、3年なら私の勝ち。


私は、小学生低学年の時からずっと好きなんだから。

言わないけど。
言ってあげないけどっ。


「うーん困ったなぁ。授業始まっちゃう…。」


そんなの今は気にしていられない。

"チュッ"

……………?なんか、唇に柔らかいな、何かがっ!!


「っっ?!ぬぁっ?!は?!か、に、し、はぁ?!」


翔さん何してんですか。
そう言いたかったけど、言葉にならなかった。