「大丈夫よ。私、こそまでヤワじゃないし?」



ニヤリと笑ってみる。
安心してほしくて、ちょっとふざけながら



「確かに、それは怖い。
けど大丈夫よ。私達の子だし。ね?」



普通に笑うと、翔がホッとしたように笑った。



それから何日もせずに、家で破水。


すぐに病院に行って、分娩室に入った。






「お腹痛い?大丈夫?今すぐ準備するのもするからね〜。」



あれやこれや看護師さんに事実しながら、私にも優しく語りかけてくれる。



「ゆっくり吸ってー。吐いてー。
吸ってー。吐いてー。

はい、力んで!」