「先生?!ここ学校です!」


ってそうじゃないよね私!!


えっ?!ちょっ?!どういう事?!?!



翔さんの腕から抜け出そうと身を捩るけど

"ぎゅうぅぅ"

って強く抱きしめられる。
もう?!なんなの〜?



ドキドキドキドキ



って心臓が激しく動く。


「学校とか関係なく冷たいくせに。」


なんか拗ねてる?


「ねぇ、輝星夜。なんで俺だけにそんなに冷たいの?俺何かした?」


何かしたって……
当たり前か。忘れてるよねあの言葉なんて。


「何かしたなら謝るよ。だから、冷たくしないで。」


「どうして今更そんな事言うんですか?」


期待させるような事言わないで。