「伯父さんは学校に通わなくても
テストで免除してくれるって言ってくれてるのに良いの?」

「特別扱いが嫌なの知ってるでしょ?

それに決めたからもう良いの!」


「ん。分かったよ。」


そうして私は学校を辞めた。


「輝星!」


玄関を出ようとしたら、授業中のはずの美夜が抱きついてきた。


「美夜?どうしたの?」


聞いても返事は返ってこなくて、すすり泣きだけが聞こえてくる。


「ふっ、うぅ〜。輝星にっ、なかなか会えないって、思ったらっ…っ。」


顔を上げて泣く姿も可愛いなぁ。

なんて思ってる場合じゃなくて…