「え?はえぇぇぇ?!輝星夜本当に?!本当に赤ちゃんが?!」


翔が心底驚きの声を上げたのは、執事さんが気をきかせてベンチに座った時だった。



「う、うん。もう少しで3ヶ月だって言われたよ。

分かったの、一昨日で、すぐに報告したかったんだけど、まずお母さんにしたくて……。

後、高2で妊娠したから、その、なんだか言いづらくて…。」


だって、教育費とか全部払ってくれてるのは翔だから。




赤ちゃんが出来たら、学校は辞めなきゃいけない。



だから…。