「俺さ、お前の事好きだ。小さい時からずっと。

けど、お前の側に居るのは俺じゃないんだよな。

一つ聞いても良いか?」


「……っ。ん?」


涙が溢れそうになるのを耐える。



ここで私が泣くのは卑怯だ。


必死で我慢する。


「お前、今幸せか?」


そんなの決まってる。

好きな人の側に居れて、大好きな親友も居て、大好きな幼馴染みも居て、初めての幼馴染み以外の男友達も居て………。

幸せじゃない訳ない。


「幸せだよ。凄く。」