「……ごめん。」


暫くの沈黙の後、翔がそう口にした。


「嫉妬してた。輝星夜を見る男全部に。重いって分かってる。けど、止められない。そんだけ、輝星夜が好きなんだ。」


…………何…それ。
何それ!!!!

怒りが心を埋め尽くしてく。


「何それ!!!!自分だけが好きみたいに言わないでよ!!
私だって!私だって嫉妬してたよ?!翔を見る全部の人に!近づく人に!!

私だって翔が大好き。
重いくらいの嫉妬なんて受け止められるから。

だから、泣かないで…」


翔には笑っていてほしい。
好きな人には笑顔で。それが一番だから。