「翔も珍しく作り笑いが崩れていたし。何かあったの?」


座りましょうと、お義母さんが言ったから、テラスの椅子に2人で腰をかけた。


「………実は…。」


さっきの事を全て話した。
話すたびにお義母さんは「あら。」「まぁ。」

とか声を上げていた。


全て話終わると


「そういう時はぶつかるのが一番よ?翔に、今私に言ったように言いなさい。怒りながらでも良いわ。夫婦って、そういう関係が大事になるのよ?」


ソッと背中を押してくれた。

そうだよね…。言わなきゃ。やっと気持ちが通じたんだから。

そう思ったら私は翔を捜してフロアを歩き回って居た。