「つめたいな~
俺が遊びに来てるのになぁ~」
なぜ語尾を伸ばす!
…可愛いけどさぁ?
女子達に 「可愛い~♡」とか影で言われてることも
わかるな~と思う時がある。
そんな陸翔を無視して漫画を読む。
《好きなの?
答えろよ…》
き、キター!親友がいってた、「壁ドン」。
でもさ、好きな人以外にされるのは嫌そうだよね…
この主人公は好きな人にされてるわけで…
羨ましい。好きな人はいないけど、
壁ドンされないかなーとか
高望みしているわけじゃないけど、
なぜか羨ましい。
全然話変わるけど、
陸翔って、見た目可愛かったりするのに
喋り方がそれに対応できていない…
それに「可愛い~♡」とか言ってる女子達も、
私と同じで陸翔より身長低い。
「何読んでんの?」
ほら。
近くに来るとこんなに可愛いし、
私の横に座っても明らかに座高も私より高い。
なのにこの口調はどうにか…って…!?
「陸翔!近い!見ないで!
教えるか、バーカ。
てか、いつの間に来たの?」
「は?たった5mくらい、
普通に縮められるし。
…それより、
教えてもらわなくても見えたし♪
…壁ドンねぇ?
…萌花もこういうの読むんだ?」