!?
「…お兄ちゃん?
…私、優等生だけど、
よく意味がわかんない…今は。」
やっと顔を合わせた私達は
お互いの顔を見て少しびっくりした。
お兄ちゃんは整ってる顔を歪ませているし、
私は今にも涙が…
訂正。
今涙が出始めた。
「…心が痛すぎて考えられない?」
少し悔しいけど、
素直に答えよ。
「…うん…」
「…てか、
自分で優等生って…ははっ」
「なっ。
別にいいじゃない。
事実だし?」
「…ごめんね。
ちょっと、
どんな反応するかなあって。
でも、思ってたより傷つけた。」
…そう言ってお兄ちゃんは私を抱きしめる。
「…本当は何してたか教えてくれたら
……半分許してあげる。」
「…半分かあ。
ま、後半分は巻き返すし…後でね?
ホントはね、
塾の自習室行ってた。
ほら、翔太(しょうた)…
河上(かわかみ)って友達、
俺にいたの、覚えてる?
あいつと。」
「あ、河上先輩。
覚えてるよ?
あ、だから、お昼ご飯食べれないから、
ご飯くらいに帰ってきて、
食べてから、
家に居て、
そのあと私が帰ってきたのか。」
「そう言う事。」
はぁ。
よかった。
学年が違うと、
怖いんだよね…
いつ裏切られるか分からないっていう恐怖。
「…ねえお兄ちゃん?
好きっていって…
キス…して?
…そしたら、あと半分、
許せると思う。」
お兄ちゃんは
私の部屋に入って、
ベットに座ってから、
「ここに座れ」って言うみたいに、
横をポンポンってした。
そこに座る。
「…恋愛で、
有捺が好きだよ。
甘えられたら、甘やかしちゃうくらい、
一度は嫉妬されたくて、
いじめちゃうくらい。
…さっきまで「俊♡」って呼んでたのに、
線引かれたみたいに
「お兄ちゃん♡」になってても
久しぶりだから、逆に
萌えるくらい。」
「…そんな、♡が付く感じに
呼んだ覚えが全くないけど?(黒笑い」
「プチッ」
あ、お兄ちゃんがきれて、
ドSスイッチ入ったかも…やば。
し、しかも私さっき、
キスしてとか、
すごく大胆なこといいましたよね?
まずい…
「お兄ちゃん…ごめ…」
がしっ
…っ
お兄ちゃんが左手で右手首を掴んだ。
お兄ちゃんが満面の笑み…
普通だったら見とれるとこだけど、
私には、わかってるからこそ、
…こ、怖いんだよね。


