「ふぅ。
まぁ、いいよ…

ふふっ
良かったね?」


てことで、前のページの
「幼馴染」、
取り消して
「恋人」に頭をお切り替えください。


「でね?
有捺にはどういう流れーとか、
言いたいんだけど、
陸翔が恥ずいって。

だから…」



「いいよ。
言わなくて。

これからも、
言いたくないんだったら
言わなくていい。

でも、
困ったときは私を頼って?

…まぁ、教えてくれたら
嬉しいけど。



でも、私も
付き合ってる人いるっていいながら
どんな人かは
言えないって言ったのに
萌花は言ってくれたから。


…言える日が来たら
言うけどね。」


「…うぅっ。
有捺、ありがと。


でも、私も結構恥ずかしい…
から、
言えたら、
これからのことなら、
言うね…?」



「…うん!!」



あーあ。
幼馴染、っていう関係は
すぐに飛び越せられるのか。
こじれるだけだから止めときなさいって言う
私の忠告なんてどうでも良かったわね…


…私達は今も悩んでいるのに。
絶対に壊れない関係…


何があろうと、私と私の彼は、
―――――――。



授業は、
発表もしたし、
ノートもしっかりとった。

…こんなにも
学校では優等生で
友達思いの奴にしか見えない
私からは想像もできない種類の彼。

…学年最下位とか、
不良とかじゃなくて…
むしろ優等生だし。
…優等生しか眼中に無い、とかではないけど。


幸せなはずの時も、
苦しかったりする。