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Side萌花




そして、二人共シャワーを浴び終わった。
(も、もちろん別々だよ!?)




…今は11時。
そろそろ寝るかな。

「陸翔…電気、
頼んでいい?


コクっ


ありがとう。
…おやすみ。」




✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚



「…………か」


「…………え……」


ん?
誰かなんか言って…


「おい萌花!」

「陸翔!
おはよー。

今何分?
起こしてくれてありが……」


「バーカ。
まだ0時半だっ。


それより、怒らないのか?」


「…なんで起こすのー?


どこに起こる理由が…
ん?
背中…あったかいし、
お腹の前に手…2本。


…ちょっまっ何!?
なんで私のベッドにいて、
なんで抱きしめてるの!?」



「もう次の日になったから。」



「は?


もしもーし?
1+1は?
いつも起きるの6時でしょ?」



「それくらいわかるっ!

…朝でも良かったけど、
待ち切れなくて
起きちゃったんだよ!


俺の好きな人は……」



あーね。
新しい恋って言ったから、
吹っ切れるように
好きな人、
教えてくれるんだね。


諦めろ。
そう言われてるみたいで
嫌だな。





「今俺の腕の中にいる
「萌花」って奴なんだけど。


勘違いしまくられて、
線引かれて、
散々だった「昨日」が有るけど、



恋愛の意味で好き。
…付き合って?


…幼馴染をやめさせて?」





ポロッ
ツーー



え?
涙?


…涙腺緩んでるなァ。






「…うん!!

私も、陸翔、大好きだよ。」




それから
お互いの左手を握ったまま、
朝まで寝た。
…二人で。




新しい恋なんて、
一生分使っちゃった感じだよ?