森の奥の相談所

空気が凍った。

長い静寂・・・。

静寂を破ったのは・・・



「うん、そうだよ♪」


結奈だった。


「そうか、期待しているぞ。」

父の言葉は重かったんだ・・・

「勿論!」

「分かってる・・・。」

結奈と兄貴が返事をするなか
俺は目を伏せて黙っていた。


「そして、お前もだぞ。


分かってるな?」

すぐに俺の事だと分かった。

だって父さんは、俺の事を名前で
呼ぼうとしないから。

「・・・・・・ああ。」

聞こえるか聞こえない位の声で
小さく返事をした。

「本当に分かってるのか?」

父さんはそう聞いてきた。






・・・もう、うざいんだよ・・・っ!!