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湍水は刑事二人から解放されると、窓を開ける。



「暎。兄さんとお母さんには会えた?


いいなぁ。私も、逝きたい。」




湍水は、白い紙に、シャーペンでさらさらと文字をかくと、カッターの刃をカチカチとだす。




「待っててね。暎。」













冷たくなった湍水の横には、




"兄さんと暎の元へ逝きます。"





と書かれた紙がおっていた。






end。