両片想い

恋なんか、したことなかった。


中学まで、ずっと1人で孤立してたし
まあ、この性格じゃ誰も近寄ってこないよね。その方が楽でいいけどさ。




でもすぐにダメだとおもった。

きっと、隣にいる女の子が
彼女なんだとおもったから。



チラチラ2人を見ていたのが
ばれたのか、女の子は言った。



「あ!ああ!
こいつ、裕翔!で、わたしはまいり!
幼なじみなんだぁ!
あ、カレカノじゃないから安心して!」

「安心ってなんだよ。」


えへへとまいりちゃんは笑う。



よかった。とホッとする
わたしをみて
まいりちゃんはまた笑った。




この時から私達は
一緒に行動するようになった。