雑な説明をして
自分の椅子に座って
田中の机に体を向けうつ伏せになる。



自分が花音ちゃんに言った
言葉は田中には言えなかった。
悪になんかなりたくなかったし
田中に嫌われたくなかった。



そんなわたしをみて
田中は珍しく何も言わずに
頭を撫でてくれた。


「お母さんみたい」とそっとつぶやいてから、なにも言わずに自分の机に体を向けた。





これが片想いなのよ。

我慢して楽しみなさいよわたし。

今日の今からホントのわたしの本気見せてやるんだから!!
見てなさい!
そこらへんの女子ッ!!ビシッ


決まった…!