花音という女の子は
ウサギみたいに走っていってしまった。
スクバについたハートをもった白いウサギも
ピョンピョンと揺れるのをわたしは
見ていた。

てか、なんだろう。
花音ちゃん顔、真っ赤だったなぁ。
わたしと関係ある?

「まっ!いーやっ!」


ピロンッ♪

あ、裕翔…。

『件名 ごめんな。
本文
黙っててごめん。
浜田先輩のこと。
実は俺も今日知ったんだ。』


ああ、あの癖はわざとか。
きっとまた失恋するわたしを
裕翔は、見るんだろうな。

『件名 バーカ!
本文
別にいーよ(^-^)/
優しいヒロインまいりが許すべッ♪』



これでまた、成長できたかな。

今日の夜は眠れそうにないや。