「わたし、卓球部はいるんです。
さっき、体育館からでてくるのを見かけて…。あの、行かないんですか?」



「ああ、うん。
今日はちょっと…へへ」


キノコ頭の女の子は
顔を赤くした。
夕日で余計赤く見えてしまう。

なにかあったのかな。

「わたし、はま…
あ、それじゃなくって!
角山花音っていいます!
これからよろしくね!まいりちゃん!」

な、なんで私の名前…!?

ていうか、花音ちゃん?
不思議な子だな〜。


わ、わたし何か有名なのかなぁ…
考えただけでゾクゾクするよ。