「よお、まいり」


振り返ると、練習着に着替えた
裕翔がいた。



「お〜!裕翔!
ねぇ聞いてよ!田中のやつ
卓球やっても意味ないとかいって
サボりやがったんだよ!?」


「ふーん。田中らしいじゃん。」


裕翔も田中の味方しやがって〜。



裕翔は、汗のかいた顔を
練習着で拭く。
練習着の半分を使うから
筋肉のついたお腹が見える。



それを見ると辛いのは
裕翔は知っている。