両片想い

「裕翔、海。」




海が見えたら告白………。
って心に秘めていたら
もう眞子の目には
海が広がっていた。





海を見る眞子が
窓の光に反射していて
綺麗だった。



好き。って
早く伝えたい。



目をつぶった眞子の
まつ毛が長く透き通っていた。



「眞子。」