予想以上に田中は照れていたから。



だから、また俺は思わず、



「眞子。」




と名前で田中を呼んでしまった。




また、沈黙が購買全体に
広がるが、田中は
顔を赤くしていた。






「なっ、ちょ。
も、もうあと少しで
5時限目だし教室戻るよ…
………裕翔。」