「おーい隆太!聞こえてんのー?」 どこか色気のあるけど可愛らしい最愛の声。 ハッとした俺に、こんなことを言った。 「私ね、なーちゃんの塾通うことにした!」 塾…?え、困る。困る困る。 だってよ?他校の奴らが集まってるし、 俺の見えないとこで最愛がとられちまったら…? 嘘だろ…。 パニック状態の心とは裏腹に、相変わらずの素直じゃない言葉を返した。