空回り~2年の月日~


「おーい隆太!聞こえてんのー?」


どこか色気のあるけど可愛らしい最愛の声。


ハッとした俺に、こんなことを言った。



「私ね、なーちゃんの塾通うことにした!」



塾…?え、困る。困る困る。


だってよ?他校の奴らが集まってるし、

俺の見えないとこで最愛がとられちまったら…?


嘘だろ…。


パニック状態の心とは裏腹に、相変わらずの素直じゃない言葉を返した。