｢そーじゃなくって…もうお前はわかんなくていーよ。｣


少しそっぽを向く隆太をちょっと不思議に思いつつも、

これ以上追求してもなあ。そう思って話題を変えることにした。


｢はいはいわかりましたよーだっ
さてさて、
華の高校生デビューをした隆太くん。｣


｢んだよ？つか、華の高校生って…｣


苦笑してる隆太をほっとき、私はこんな質問を投げかけた。



｢…好きな人は、できたかい？｣



ずいっと前に歩み寄り、

隆太の顔をのぞきこんでみた__________