そうして授業が終わった。
私は佐久間くんも含めた5人の男子と話した。
最後の5人目の人とは、自分から話題提供が出来るようにまでなった。
(こんなに男子と話したのは初めて・・・)
中学の頃の自分に比べて、少しだけ成長した気がした。
「では、これで授業を終わります♪お疲れ様でした!」
美川先生が教室を出ていくと、周りはそれぞれ休み時間に入った。
さっきの授業のおかげか、男女で話しているところもあった。
(あ、そういえば・・・佐久間くんが話があるって言ってたよね。)
「市川さん。」
私がそう思ったのと同時に、佐久間くんが声をかけてきた。
「ちょっと教室じゃ話しにくいから、一緒に来てくれる?」
「うん。」
私は佐久間くんとともに教室を出た。
佐久間くんと私は、裏庭にいた。
桜恋学園は敷地面積が広いから、裏庭もかなり広い。
花壇には様々な色のチューリップが咲いている。
「それで佐久間くん、話って・・・?」
私がそう尋ねると、佐久間くんは一瞬黙った。
しかし、すぐに口を開く。
「市川さん、東城零の事・・・どう思う?」
