このことを組長の近藤さんと、副長の土方さんに話した。


2人は驚愕していたが、相手の本拠地がわからない以上、また同じことの繰り返しだ、という判断に下った。



…つまり彼らを追わない。もう彼らと会うことは、ない。





光英と星のことは、「行方不明」という形で片付いてしまった。

元々光英が代わりになっていた隊長も、行方不明なわけで…。


新撰組の皆もしばらくすると落ちついた。






しかし、周りは落ちついても俺はだめなままだった。



あのお団子屋に行っても星子さんはいない。

他のどこを探そうとしても………探せなかったのだ。






だって俺は…彼女のことを何も知らない。