「慶喜さまは言いました。『貴方と結婚しても、貴方を1番に愛することはできない。』とね。」 「!!」 手が震えそうになる。 彼は今でも、母さまを忘れていない。 …それどころか愛しているのだと思う。 でも彼はわかっているだろうか。 あなたが気付いていれば、母さまは苦しまずに済んだこと。 あなたのご命令1つで、あの悪質な行為を禁止できたこと。 あなただけが…母さまを救えたこと。 その全てをものに出来ずに母さまの死を見送ったあなたを…… 私は一生許さないことも。