「手練れの暗殺組織自体は暗黙に包まれたままだが…今までの業績を認められ、今度、江戸城城内の護衛を任されることになった!」
周りから今までとは比べ物にならないくらいの歓声があがる。
そりゃあそうだ。江戸は政治の中心。その城の護衛を任されるなんて素晴らしい名誉だ。
だけど私にとっては…
すると光英が私の手をとって言った。
「すみません、星が体調悪いみたいなので少し外れます。」
腕を引っ張られ、立ち上がらされた。
…私は下を向いたままだった。
「え、大丈夫か?」
「たぶん大丈夫だと思います。だけど一応部屋に戻してきます。」
光英はそう言って私を大広間から出した。

