ああ、またくくりなおさなきゃ。ったく、光英め。筆のこと、今度ははっきり惟徳様にチクってやる!! 光英がようやく部屋に入り、私と山崎さん2人だけになった。 「…2人は、仲が良いんだな。」 つぶやくように発せられた声は私の耳まで届く。 「まぁ、仕えてた主の元で1番年が近かったのが光英なのでね。仲は…良いのかもしれないです。」 「…そうか。」 そう言った山崎さんの横顔は、なぜか寂しげに見えた。