ーー暗殺組織にてーー
「…ということなんですが、どうでしょう。」
「はぁ！？お前が新撰組に！？」
光英うるさい……。でもまぁ今回は事が事だからね。
私は惟徳様に向き直り言う。
「今、新撰組は私たち暗殺組織を追っています。一々外から嗅ぎ回るより、いっそ内側から情報とった方が早いと思うんです。」
「…なるほどね〜。」
「惟徳様、やめた方がよろしいかと。星子は一応女です！そこらの男より何倍も強いけど、たぶん女なんです！」
「一応もたぶんもなく女だよ。」
なんと失礼なっ。確実に一生独身よ。
「んー、女…だよね？」
「た、惟徳様！？？」
惟徳様まで！？私ってそんなに男っぽいの？？
