「集まってもらったのは、この暗殺組織を捕らえるために、新撰組が動くことを報告するためだ。」
新撰組組長、近藤さんが大きな声で言った。
周りがざわつく。当たり前だ。前から有名な手練れの暗殺組織。
なにも、全く手がかりを残さないので捕らえようがないらしい。もちろん、情報も少ない。
「この暗殺組織を捕らえれば、新撰組の名は大きく広がるだろう。みんな、協力して暗殺組織を捕らえよう!
…それにあたり、山崎!情報収集は頼んだぞ!」
「はい。」
どれだけ情報が少なかろうが、俺は監察方。情報収集が仕事だ。小さなことでも掴んでやる。
ギュっと拳を握りしめた。