【改】「好き」とは言わず、さよならを。



叶うはずない願いを口にする。



彼の前で『暗殺者』になった私。

そんな私なんて、もう彼の記憶の中で『悪』にしかなっていないだろう。



胸が苦しくて…息ができなくなりそう。






「……っ、だめだ!」





このままじゃだめ。そんなことわかりきっていたのに、この1ヶ月、ぐだぐだしてしまった…。




「…お団子屋、探そう。」




どこか遠くの町で、始めよう。
そして…彼を『思い出』にするんだ。




私はもう、これ以上望めない。
『暗殺者』でしかいられないんだ。




私は言い聞かせ、足を踏み出した。