待ちに待った金曜日。私はちょっぴり早く学校に着いた。昨日の夜からそわそわして、落書きさんが気になって、実のところあまり眠れなかった。朝が来るのが待ち遠しかった。小走りで向かった机には…
「お返事ありがとう。勝手に落書きしてごめんなさい。驚かせてしまったかな。この絵は一応猫なんです。絵はどうも苦手で…。でも、可愛いって言われて嬉しいです。」
返事が来た、返事が!私は嬉しくなって駆け出したくなった。叫びながら駆け出してこの喜びを誰かに伝えたい、そんな気持ちだった。
「おはよー。華恋、返事来てた?」
背後から聞こえる声の主に思わず抱きついた。
「おおっ、その様子だと来てたのかな。でも、大袈裟だよ。ただ知らない奴から返事来ただけでしょ。イケメンとも限らないんだから~。」
志穂はけらけらと笑いながら私の背中をばしばしと叩いて来た。確かに今思えばなぜあれ程喜んだのだろうか。
私はわかっていたのかもしれない
この人が私の……
「お返事ありがとう。勝手に落書きしてごめんなさい。驚かせてしまったかな。この絵は一応猫なんです。絵はどうも苦手で…。でも、可愛いって言われて嬉しいです。」
返事が来た、返事が!私は嬉しくなって駆け出したくなった。叫びながら駆け出してこの喜びを誰かに伝えたい、そんな気持ちだった。
「おはよー。華恋、返事来てた?」
背後から聞こえる声の主に思わず抱きついた。
「おおっ、その様子だと来てたのかな。でも、大袈裟だよ。ただ知らない奴から返事来ただけでしょ。イケメンとも限らないんだから~。」
志穂はけらけらと笑いながら私の背中をばしばしと叩いて来た。確かに今思えばなぜあれ程喜んだのだろうか。
私はわかっていたのかもしれない
この人が私の……

