焦げたたまごをどうしようか迷ってると、どこかに行ってた大和さんが丁度帰ってきてくれた。



「これは食べられねぇな」



そう言って真っ黒なたまごを処分すると、大和さんは私が料理下手だと勘違いしたのか。



近くのファミレスに連れて行ってくれた。



ファミレスで朝ご飯を済ました私と葵は、その後もう一度大和さんの家に帰った。



泊まらせてもらった部屋を一通り片付けて大和さんの家を出た私と葵は、大和さんに車で家まで送ってもらった。



最初に葵の家に行くと、玄関の扉を開けたのが緑さんでびっくりした。



でも緑さんは、葵の顔に絆創膏が貼ってあることに疑問を持たなかったらしく、

特に突っ込まれることもなく葵は家に入れた。



その後私は家に送ってもらい、大和さんに頭を下げてお礼を言うと『また泊まりに来てね』と言われた。



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