キスするタイミングについて熱く語り終わった時にもう10時で、

朝ご飯食べてなかったからお腹がペコペコだった。



けど、ここは大和さんの家だから朝ご飯をどうすればいいか分かんなくて困ってた。



すると、サイドテーブルにあった1枚の紙に目がいって、その紙を手に取った。



そこには大和さんから“朝ご飯は台所のパンでも焼いて済ましてね”と私宛に書いてあった。



葵宛には“朝から襲うんじゃねぇぞ”と書いてあったけど、

私から渡すのは恥ずかしかったから葵には渡さなかった。



台所の場所は葵に聞いて、1人で部屋を出て行こうとしたら葵も後からついてきた。



不思議そうに葵を見ると、葵は『見張り』と言って真面目な顔をした。



台所にはテーブルがあって、その上には食パンとたまごが置いてあった。



そこで私はたまご焼きを作ろうとフライパンでたまごを焼いてたんだけど………。




「焦げてる!何で!?何で焦げてんの!?焼いてただけなのに!何で!?何で!?」


「お前がボーっとしてたからだろ」


「そ………っんな………こ……と…な………」


「いわけねぇだろ」



そう言って葵がコンロの火を消してくれた。



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