スマホをいじる気にもなれず行き先もなくただ歩いていると、その先に黒い大きな塊が落ちているのが見えた。 …いや、あれもしかして、人? 嫌な予感がした私はすぐに駆け寄った。 「だっ、大丈夫ですか?!しっかりして下さい!!」 「う、うぅぅ…」 救急車だ。呼ばなきゃ。 「…も、もしもし!すみません!人が…お、おばあさんが倒れていて…きゅ、救急車を…おばあさんを、助けて!!!!」 電話して5分で救急車は来た。 私も同伴することになった。