太陽とフザけながら教室に着いた。

そしたらクラスメートが駆け寄ってくれた。男、女関係なく。そこが俺らのクラスの良い所だ。

「おい!聡斗!待ってたぞー!!」
「聡斗!お前、大丈夫かよ?」
「聡斗いねーとサッカー部つまんねーよ!」
「うちらにできることあったら言ってよー?」
「そーそー!何でもやっちゃうよー?」
「遠慮無く言ってね?聡斗くん!」

クラスメートの暖かさにまた違う種類の涙が出そうになる。

「おっ?!聡斗!お前もしかして…泣いてんのかあー?!」
「えっ?!まじでー?!」
「いつもクールだから私泣いてんの見たことないんだよねー!!」

「なっ、泣いてねーよ!!」

みんなで笑いながら思った。

俺、このクラスで本当に良かったわ。