可愛い俺の仔猫ちゃん

「何か企んでる?」

「ひどい!企んでないもん!」

「へぇ〜?」

「空月が私のこと嫌いになっちゃって、いなくなったりしたら嫌だなって思ったの。私、去年もたくさん迷惑かけたし今年もかけると思うけど、嫌いにならないでね?」

「なんないよ。家族嫌いになるやつなんてそんなにいないし。俺の家族は月陽だけだから…」

「空月何考えてるかわかんない時あるんだもん。そう思ってるなら安心!あ、年賀状見よ!」

そう言って玄関のポストに走って行った。

「おっ、愛ちゃんから来てるー!あけましておめでとう、可愛い月陽が大好き、昨年はありがとうございました、今年もよろしくね、月陽にとって幸せな一年になりますように、だってー!」

「俺も奏太(かなた)から来てる、あと玲央(れお)からも!奏太は月陽の名前も書いてあるよ」

奏太とは空月の小学校からの友達、玲央は中学から。奏太と月陽は同じクラスで話すことも多い。

「ほんとだー!嬉しいな!あ、おばあちゃん達からも来てるよ〜。お、隣だけど翔ちゃんのもちゃんとある!」

しばらく年賀状を読んで月陽はきゃっきゃっと騒いでいた。